7 東方に輝く太陽を見よ

 

見よ、東方に慈愛に満ちた光が

燦然と輝くこうべをもたげる時、下界の目は

新たに現れたその光景に敬意を払い、

神聖な君主として崇める。

 

天にも届かんばかりのけわしい丘を上りつめた時は、

中年であってなお元気盛りの若者にも似ており、

地上の人はその美しさを絶えず崇め、

その黄金の巡礼の旅を見守る。

 

しかし疲れ果てた日輪が絶頂から

弱々しい老人のようによたよたと下りだすと、

以前には従順であった人々の目も今は

その下降から目をそむけ、あらぬ方を見やる。

 

  そのように君も、人生の盛りを過ぎたとき、

  息子を持たなければ、見る人もなく死ぬことになる。

 

 

【私の鑑賞】

君はたとえて言えば日の出の太陽。

輝くその光を人々は敬い慕う。

君の若さにあふれる美しさも人々の称賛と崇拝の的。

その太陽もやがては沈み、人々は沈む光から目をそらす。

君の美しさも絶頂を過ぎればだれも振り向かなくなる。

君に子どもがいなければ、誰ももう君を振り向いてはくれない。

さあ、結婚して子どもを得て、新たな君を作るのです。