だが何ゆえに君はもっと効力のある方法で
この残酷な暴君の時に戦いを挑まないのか、
君の衰退から身を守るのに
私の不毛の詩よりもっと恵まれた手段を用いないのか?
今君は人生の絶好調にあり、
数多の処女庭園はまだ開墾されておらず、
貞淑な気持ちで君に生き写しの花を産みたいと願っている、
それは君の絵姿よりもっと君に似ている。
子孫が復活させるその命は、
当代の画工や私の拙い詩では
内面の価値や外見の美しさを
生きたままの君の姿として人の目に作り出せない。
君が身を委ねることこそ君自身を守ることであり、
君自身の優れた技によって描くことで生きなければならない。
【私の鑑賞】
今、美と若さの絶頂期にある君も、永遠に続くことはない。
時は残酷に、そして暴力的に、若さと美を奪うから。
画家や詩人が君の美しさや若さを留めておこうと筆を揮うが、その姿を伝えるのに君の子どもにはとうてい敵わない。
君の美しさと若さを伝えることができるのは、君が結婚して君の似姿である子どもを得ることに優るものはない、それなのになぜ、君はその有効な手段を選ぼうとしないのか。