昨日別れてから、最初の二十年は、
きみが去ったとは信じることができず、
次の四十年は、きみの情愛を偲んで過ごし、
さらに四十年、きみの情愛がいつまでも続くようにと、希望でつないだ。
涙で百年が溺れ、溜息で二百年が吹き飛び、
千年は、何も考えず、何もせず、
ただひたすらに、想うはきみのことだけだった。
次の千年で、それも忘れてしまった。
だが、これを長生きと呼ばないでくれ。ただ、僕は
死んで不滅になったと思いたまえ。幽霊が死ねるか?
【訳注】
原題:’The Computation’
一日二十四時間を、二千四百年に見たてている。
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