直ちに、僕と僕の詩は、ここから立ち去ろう。
僕はゆっくりと静かな散歩に、僕の詩は僕の心である君の処へ。
僕は乳母の処へ、僕の詩は学問の子の処へ。
頑丈に建てられた家が、それを建てた
大工が死んだ後も立っているように、大使は
王様が危険に瀕した時でも安全であるように、
僕が憂鬱に打ちひしがれて衰弱しても、
僕の不幸の正確な地図である僕の詩は、
僕が死ぬほど思っている人に会うため生き延びる。
だから僕は自分の詩が羨ましい。それに
不幸な僕から、幸福な詩が生まれたことを後悔する。
しかし、僕の肖像画として、あるいは、偽りのない聖体として、
この詩を受け取ってほしい。そして僕の詩に
愛すだけの価値があれば、その愛に応えて欲しい。
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