001 18日(土)昼、こまつ座第102回公演 『太鼓たたいて笛ふいて』
作/井上ひさし、演出/栗山民也 出演/大竹しのぶ、木場勝己、梅沢昌代、山崎一、阿南健治、神野三鈴
紀伊国屋サザンシアター、チケット:8400円、座席:1列18番
【観劇メモ】 4度目の公演。今回初めて最前列で観劇。観劇の度合いも深く、林芙美子演じる大竹しのぶの「書かなくては」という台詞は、井上ひさしそのひとの切実な声として響く。
002 16日(日)昼、 さいたまネクスト・シアター第5回公演 『カリギュラ』
作/アルベール・カミュ、翻訳/岩切正一郎、演出/蜷川幸雄
さいたま芸術劇場インサイド・シアター(大ホール内):チケット:4000円、全席自由席
003 1日(土)夜、流山児祥事務所主催 『田園に死す』
原作/寺山修司、脚色・構成・演出/天野天街、芸術監督/流山児祥
下北沢、ザ・スズナリ、チケット:4200円、全席自由席
【観劇メモ】 『田園に死す』最後の公演ということで観る。あいにくの雨模様の夜であったが、狭いスズナリの観客席は満席で熱気が満ちていた。寺山修司のオリジナル上演を知らないが、今もなお彼の作品が多く上演されている演劇的現代の意味について考えさせられる。 終わるかと思えば終わらず、いつまで続くのか終わりを感じさせない、休憩なしで2時間10分の上演。
004 2日(日)夜、Pカンパニー第12回公演 『猿飛佐助の憂鬱』
作・演出/福田善之、美術/石井みつる 出演/林次樹(猿飛佐助)、平田広明(真田幸村)、他
吉祥寺シアター、プレビュー公演チケット:3000円、座席:C列15番 上演時間:途中15分の休憩を入れて2時間30分。
005 21日(金)昼、加藤健一事務所公演 『あとにさきだつうたかたの』
作/山谷典子、演出/小笠原響、美術/倉本政典 出演/加藤健一、山崎清介、加藤義宗、坂本岳大、加藤忍、日下由美、他
下北沢・本多劇場、チケット:5000円、座席:K列12番 上演時間、休憩なしで2時間。
006 11日(金)昼、インセントスフィア公演 『ミライキ』
作・演出/西森英行 出演/狩野和馬、黒川深雪、森大、三浦友之、久野壱弘、他
池袋・シアターグリーン、チケット:3500円、座席:A列10番 上演時間、休憩なしで2時間
【観劇メモ】 解離性障害者が主人公で、実体験的に切実な感じがあった。
007 12日(土)昼、文学座公演 『夏の盛りの蝉のように』
作/吉永仁郎、演出/西川信廣 出演/加藤武、金内喜久夫、中村彰男、大場泰正、富沢亜古、古坂るみ子
三越劇場、座席:14列17番
008 31日(土)昼、文学座アトリエ公演 『信じる機械』
作/アレクシ・ケイ・キャンベル、訳/広田敦郎、演出/上村聡史 出演/川辺久造、大場泰正、鍛治直人、亀田佳明、金沢映子、松岡依都美、永川友里、大和田梓
文学座アトリエ、座席:1列11番 上演時間、途中10分間の休憩を2回挟んで2時間55分。
009 8日(日) 劇団FULL HOUSE公演 『ホテル the 寿』
作/佐藤秀一、脚色・演出/加藤まゆみ 出演/寿チーム
中野・劇場MOMO、チケット:3500円 上演時間、2時間(休憩なし)
【観劇メモ】 前半部はぬるくかったるい感じであったが、後半部に緊張感があって結構楽しめた。
010 9日(月)昼、加藤健一事務所公演 『請願』
作/ブライアン・クラーク、訳/吉原豊司、演出/高瀬久男 出演/加藤健一、三田和代
下北沢・本多劇場、チケット:5000円、座席:F列20番 上演時間、1時間45分。
【観劇メモ】 二人の会話の緊迫感とふっと息を抜くようなところがあって、笑いと涙と感動にたっぷりと浸って、ベテランの演技を楽しめた。
011 20日(金)14:00、こまつ座公演 『てんぷくトリオのコント』
コント/井上ひさし、脚本・監修/ラサール石井、演出/青木豪 出演/山西惇(井上ひさし)、佐藤真弓(井上麻矢)、我が家(坪倉由幸、杉山裕之、谷田部俊)、市川しんぺー、みのすけ、伽代子
東池袋・あうるすぽっと、チケット:6500円、座席:F列10番 上演時間、休憩なしで2時間。
【観劇メモ】 山西惇が演じた井上ひさしの雰囲気がとてもよかった。それに、佐藤真弓の井上麻矢との親娘の関係を『父と暮らせば』とダブらせたところがよかった。
012 27日(金)19:00、タイプス公演 『12人の怒れる男』
原作/レジナルド・ローズ、翻訳/額田やえ子、演出・構成/パク・バンイル 出演/新本一真、瀬川新一、他
両国、studio applause (スタジオ・アプローズ) 上演時間、1時間半
【観劇メモ】 昨年12月にも上演しているが、今回は新本一真、瀬川新一を除いて一新され、20代、30代の若手を中心とした構成での上演。前回とはまた異なった緊迫感のある熱のこもった演技に、前回同様ついこちらまで感情移入してしまう。小劇場ならではの醍醐味である。
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