【観劇メモ】
第4幕、旅立つセレブリャコーフが、なんと『マクベス』と『ハムレット』の台詞を!
本来は、「過ぎたことは過ぎたことだ…」のと言うころだが、代わりに、マクベスの「やってしまえばすべてやってしまったことになるなら...」とハムレットの「このままでいいのか、いけないのか」という台詞が続いて驚かされる。
木場勝己のワーニャ伯父さんと、柴田義之のセレブリャコーフの対立の場面が印象的であっただけにこの台詞が重く、しかも効果的に響いてくる。
戸谷昌弘がマリーナの役を含んだテレーギンを演じ、その役の融合が自然な感じであった。
休憩なしで2時間弱の上演時間。
(座席はA列8番と最前列。舞台を見上げる形で、奥行きの場面がよく見えなかったのが難点だった)
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