作/唐十郎、演出/金守珍
出演/金守珍(風の商人/宮沢先生)、コビヤマ洋一(教授)、大貫(織部)、沖中咲子(エリカ)、黒沼裕己(夜の男)、三浦伸子(桃子)、梶村ともみ(梅子)、他、<武人会より参加>(少年兵・自衛隊員、看護婦・尼)
井の頭公園木もれ日原っぱ(三鷹の森 ジブリ美術館横) 特設紫テント |
【観劇メモ】
2003年6月に新宿花園神社で始まった紫テントの旅公演がその後国内各地の公演や、05年の韓国、06年のオーストラリア公演などを経て、井の頭公園に戻ってきた。
その03年の公演をはじめて見たときの熱い興奮をまだ最近のように思い出す。
今回は、その時のキャストと登場人物がかなり異なっている。
03年の公演では、風の商人・宮沢先生を大久保鷹、教授は劇団唐組の鳥山昌克、エリカは近藤結宥花、夜の男はコビヤマ洋一、航空兵には劇団1980が参加。03年にあって今回ない役柄として、大学生(尹秀民)と老婆(渡会久美子)など。今回エリカを演じた沖中咲子は03年には看護婦・尼役であった。個人的な感想としては、エリカは近藤結宥花の方がよかったと思う。また風恵の商人も大久保鷹の印象の方が圧倒的に残っている。
変わっていないのは、織部を演じた大貫誉と桃子、梅子を演じる三浦伸子と梶村ともみ。
乱腐、淫腐、珍腐を演じる3人もまったく変わっていた。それはおそらくこの5年間における劇団のメンバーの退団などの問題が大きく起因しているように思う。
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