さあ、僕の絵姿を受け取ってくれ、お別れだ。
君の絵姿は、僕の心の中、魂に住んでいて、これからも住み続ける。
絵姿は今も似ているが、僕がいなくなり、僕たち二人が影となってしまう時、
以前にもまして、もっと似たものとなるだろう。
風雨にさらされて僕が戻った時、僕の手は
荒々しいオールで引き裂かれ、顔は
太陽に焼かれ、胸は粗布をまとい、頭は
心労のあまり、にわかに白髪で覆われ、
身体は粉々に砕けた骨を入れるズタ袋となって、
肌には弾薬の青い染みが散在している。
愚かな恋敵たちが、その時の僕の姿を見て
そんなに汚く、見苦しい男をよくも愛したものだと君を咎めるなら、
この絵姿が昔の僕を示すだろう。そして君は言うだろう、
あの人の傷がどうだっていうの?私の値打が下がるとでも?
あの人の傷が判断力を狂わせ、
あの人が見たいと思っていたものを、今では愛さないとでもいうの?
かつてあの人が美しく、優美であったものは
愛が幼少であるときに愛を育むミルク
であったけれど、今では愛も大人になったので、
口に合わなかった味も、口にすることができるのよ。
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