高木登 観劇日記2021年別館 目次ページへ
 
   こまつ座第141回公演 『貧乏物語』              No. 2022-007

 1998年10月17日から11月3日まで紀伊國屋サザンシアターで、こまつ座第50回公演として今回と同じく栗山民也演出で初演されており、自分は11月1日(日)に観劇している。入場料は5250円、プログラム"the座"No. 39は定価900円で、特集として「昭和初期・女性史年表-河上肇家庭史付き-」。
 今回は24年ぶりの再演。初演との出演者比較(初演のプログラムには昭和9年での登場人物の年齢が記されていたが、今回は記載なし)、
 (登場人物)           (初演)     (今回)
 河上ひで(49)        倉野章子    保坂知寿
    ヨシ(22)       藤谷美紀    安藤 聖
 加藤初枝(17)        吉添文子    山崎 薫
 田中美代(32)        田根楽子    枝元 萌
 竹内早苗(28)        木村有里    松熊つる松
 金澤クニ(27)        銀粉蝶     那須 禀
 残念ながら当時はシェイクスピア以外の観劇の記録、感想は記していないので比較はできないが、こまつ座のプログラムが唯一の資料となっている。内容が充実していて、特に演出家の栗山民也と出演者の「声」が非常に参考になり、ここに改めて感想を記す必要もないくらいである。
 上演時間は、休憩なしで2時間。

 

作/井上ひさし、演出/栗山民也、音楽/国広和毅、美術/石井強司
4月6日(水)14時開演、紀伊國屋サザンシアター、
チケット:8800円、座席:6列11番、プログラム:1100円

 

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