高木登 観劇日記2018年 トップページへ
 
   世界でいちばんちいさな劇場 No. 81 運命は廻る          No. 2018-036
 

~ 吟遊詩人・条田瑞穂の連続創作詩劇朗読 ~

第一部
(1)「銀の月」、(2)「人魚姫の手紙」(アンデルセンより)、(3)「赤い靴」(アンデルセンより)、(4)「老婆の休日」
10分間の休憩の後、
第二部
(1)「歌う川」、(2)「オルフェの祈り」(ギリシャ神話より)、(3)「アルテミス」(ギリシャ神話より)、(4)「百年革命」(ベンガルの偉大なる詩人に)、(5)「光る骨」
全体をまとめたタイトルの「運命は廻る」は、朗読の当日になって決まったもので、条田が最近観たイスラエルの映画、サミュエル・マオズ監督の『運命は踊る』に触発されて付けられたものであることが説明された。
今回予定の演目の朗読終了後、番外として「戦場のかたつむり」が書き下ろし作品として朗読披露された。
今回はこれまでにも聴いてきた作品がほとんどであったが、伴奏のパーカッションの演奏で雰囲気もガラリと趣きが異なって聞こえたのが印象的で、驚きでもあった。
音楽音痴で楽器の事もよく知らないが、こんなものが楽器なのかというものまであるパーカッションという楽器の多彩さを目前に見てまず驚いた。
演奏者の立岩潤三は、インドの衣装に着替えて、土間に胡坐をかいての演奏。
詩そのものはこれまでにも聴いているので、今回はむしろパーカッションの演奏の方に耳を傾けて聴いた。
当初、観客は先客の1名と自分の2人だけであったが、途中から3名ほど入ってきていつもの人数になった。
後から来た2名の女性はいずれも音楽や朗読のパーフォーマーで、楽器などにもえらく詳しく、終演後の居酒屋での飲み会にも参加して、面白い話を聞かせてもらった。
居酒屋の参加者は、条田、立岩の主催者側と、その2人の女性と自分の5名であった。


10月22日(月)19時開演、阿佐ヶ谷・喫茶ヴィオロンにて
料金:1000円(ドリンク付き)


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