シェイクスピア以外の観劇記録・劇評

 

2017年2月の観劇日記

002 19日(日)14時開演、文学座公演 『食いしん坊万歳!』 -正岡子規青春狂詩曲-

作/瀬戸口郁、演出/西川信廣
出演/佐川和正(正岡子規)、新橋耐子(八重)、𠮷野美紗(律)、原康義(加藤恒忠)、内藤裕志(河東碧梧桐)、上川路啓志(高浜虚子)、得丸伸二(古島一雄)、岸槌隆至(中村不折)、増岡裕子(山田マツ)、他
紀伊國屋サザンシアター、(料金:6000円)、座席:3列16番

【観劇メモ】
文学座創立80周年記念、子規生誕150周年。
ひところ正岡子規の随筆や評伝を集中して読んだこともあって興味深く観た。
母八重を演じる新橋子の貫禄ある演技と、𠮷野美紗が演じる妹律が献身的に子規の身の回りの世話をする姿
に、思わず感動的な涙で目頭がにじむことがあった。
子規を演じる佐川和正をはじめ、虚子や碧梧桐を演じる若手陣の熱のこもった演技に、事らの気持まで熱く燃えてくるものがあった。これを機会に、久しぶりに子規の作品と評伝を読み返してみたくなった。また、終演後に子規の出身地である松山の観光案内のパンフレットをもらい、それを見て道後温泉にもふらりと出かけてみたくなった。
上演時間は、途中15分の休憩を挟んで2時間40分。

 

 

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