シェイクスピア以外の観劇記録・劇評

 

2016年10月の観劇日記

016 16日(日)11時半開演、前進座創立85周年記念公演 『たいこどんどん』

作/井上ひさし、演出/高瀬精一郎、音楽/いずみたく
出演/早瀬栄之丞(清之助)、中嶋宏太郎(桃八)、横澤寛美、他総勢16名

三越劇場、チケット:8000円、座席:1階6列5番

【観劇メモ】
劇場の制約もあってか、場面転換に時間を要し、暗転の時間が長く間延びした感じであった。
前進座の公演とあって期待した面が強かっただけに少し落胆したが、華やかな雰囲気は楽しむことが出来た。
創立85周年記念というだけあって、観客にも昔からのファンと思われる高齢者が多かったのも特徴であった。

 

017 31日(月)14時開演、文学座公演 『越前竹人形』

作/水上 勉、演出/高橋正コ、美術/乗峯雅寛
出演/助川嘉隆、山本郁子、鵜澤秀行、柴田美波、原康義、南一恵、中村彰男、他

紀伊國屋ホール、チケット:6000円、座席:D列8番

【観劇メモ】
今美しさの中に、運命として逃れがたいそこはかとない悲しみを帯びていて、文学的な重厚性をずっしりと感じさせる。

 

2016年11月の観劇日記

018  5日(土)14時開演、『かもめ』

作/アントン・チェーホフ、翻訳・上演台本/木内宏昌、演出/熊林弘高
出演/満島ひかり(ニーナ)、田中圭(トリゴーリン)、小林勝也(ソーリン)、中嶋朋子(マーシャ)、佐藤オリエ(アルカジーナ)、坂口健太郎(トレープレス)、他

東京芸術劇場・プレイハウス、チケット:3600円(車椅子付き添い)、座席:1階LB15番

 

019 28日(月)13時開演、加藤健一事務所公演 『誰も喋ってはならぬ!』

作/フロリアン・ゼレール、訳/中村まり子、演出/堤 泰之、美術/田中敏恵
出演/加藤健一、島田歌穂、雨宮良、加藤忍、中村龍介、新大久保鷹、渡辺徹

下北沢・本多劇場、チケット:5400円、座席:G列16番

 

2016年12月の観劇日記

020 12日(月) 14時開演、文学座アトリエ公演 『かどで』『舵』

作/久保田万太郎、演出/『かどで』坂口芳貞、『舵』五戸真理枝、美術/乗峯雅寛
出演/『かどで』 大滝寛、名越志保、鈴木亜希子、大野香織、他
   『舵』 山本郁子、田中明子、福田絵里、宮沢和之、大野香織、他

信濃町・文学座アトリエ、チケット:(4300円)、座席:B列22番

【観劇メモ】
『かどで』は二つの門出があり、本来は祝うべきはずの門出が、いずれも将来性の見込みの薄い門出。
『舵』では、船の舵に対して、心の「舵」がままならぬこと絵を描いている。
二つの作品ともに、「間」が非常に大事な役割をしており、心にシーンとくる舞台であった。

 

021 20日(火)14時開演、グローブ文芸シアター 2016 『クリスマス・キャロル』

作/チャールズ・ディケンズ、構成・朗読台本・演出/蔀 英治
出演者/女鹿伸樹、菊地真之、北村青子、倉橋秀美、白神直子、吉富英治
ヴァイオリン演奏/中平めいこ

会場/武蔵野スイングホール、チケット:3000円

 

 

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