シェイクスピア以外の観劇記録・劇評

 

2015年2月の観劇日記

002 28日(土)13時30分 木円、こまつ座&世田谷パブリックシアター公演 『薮原検校』

作/井上ひさし、演出/栗山民也、美術/松井るみ
出演/野村萬斎(杉の市)、山西惇(語り手の盲太夫)、大鷹明良、酒向芳、春海四方、辻萬長、中越典子、千葉伸彦(ギター演奏)、他

世田谷パブリックシアター、チケット:8800円、座席:G列8番、プログラム:1000円

【観劇メモ】
野村萬斎の薮原検校は初めて観ると思っていたが、観劇記録を確認すると2012年6月にやはり同じ世田谷パブリックシアターで観ており、自分の記憶力のなさに少々愕然とした。
その時のキャストをプログラムで確認すると、秋山菜津子がお市、浅野和之が語り手の盲太夫と魚売りの七兵衛、塙保己市、首切り役人など複数の役を演じ、七兵衛の女房・お志保は女優ではなく小日向文世が演じており、たかお鷹が佐久間検校の結解、刀砥ぎ師・松平定信ほかの役、今回佐久間検校の結解や松平定信役など大幅に役が増えている大鷹明良は、前回は強請られる寡婦や馬具屋の役であった。
今回魚売りの七兵衛、塙保己市、首切り役人を演じているのは辻萬長。
井上ひさしは日本のシェイクスピアと思って観ているので、シェイクスピアと同様に同じ演目を何度も観ることがあるが、キャストが変わっての再演もまた楽しい。

 

 

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