001 2日(土)昼、タイプスプロデュース公演 『銀のほのおの国』 |
原作/神沢利子、脚本/冬城久次、構成・演出/パク・バンイル
出演/上杉豪(たかし)、藤原亜紀乃(ゆうこ)、庄田侑右(はやて)、大竹一重(ばば)、新本一真(ニンジン掘り)、 他
シアターX(かい) にて、劇団招待、自由席
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002 15日(金)昼、劇団マウス オン ファイア(Mouth on Fire)来日公演『消滅するまえに…』 |
作/サミュエル・ベケット
演目/「オハイオ即興劇」「あしおと」「あのとき」「行ったり来たり」 Before Vanishing…/Ohio Impromptu, Footfalls, That Time, Come and Go
シアターX(かい)、チケット:1000円、自由席 |
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【内容】
ベケット後期に書かれた作品を、作者自身が残した演出ノートに基づき創出した4つの演劇詩。 劇団マウス・オン・ファイアは2010年にベケット作品を上演するために設立されたアイルランドの劇団。 最初の「オハイオ即興劇」は、冒頭の解説でも述べられたように、レンブラントかフェルメールの絵を思わせる陰影の舞台であった。 最後の「行ったり来たり」の出足はシェイクスピアの『マクベス』の冒頭部魔女の台詞を思い出させる。三人の婦人がコートを着て帽子を目深にかぶり、ほんの少しだけの台詞を語り、中央に座っている女性がその会話をきっかけに坐を抜けると、下手側の女性がもう一人の女性になにやら耳打ちすると、それを聞いた女性は驚いた表情で「あらまあ」というような声を発する。座を外していた女性が戻ってきて耳打ちした女性が今度は真ん中になり、同じようのことが繰り返される。ただそれだけの劇であるが、沈黙の時間が長いので非常な緊張感を感じる作品である。英語で演じた後、今度はそっくり同じことをアイルランド語で繰り返す。 上演後のアフタートークでアイルランドがまだ存在するのか尋ねたら、アイルランド人の15%がアイルランド語を話し、特に西部で語る人が多く、学校教育でもアイルランドが教えられており、その数はむしろ増えているという。 わずか1000円の料金で、貴重な舞台を観ることが出来た。
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003 12日(火)昼、加藤健一事務所公演 『八月のラブソング』 |
作/アレクセイ・アルブーゾフ、英訳/アリアドネ・ニコラエフ、訳/小田島恒志、演出/鵜山仁
出演/加藤健一、戸田恵子
下北沢・本多劇場、チケット:5000円、座席:K列17番
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