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  明治大学リバティアカデミー 「シェイクスピアと音楽」          No. 2016-044

 シェイクスピア没後400年を記念して、明治大学リバティーアカデミー・オープン講座に、一昨年の生誕450周年記念で開催した「シェイクスピアと音楽・Par1t」に続き、今回そのPart2が催された。
 第一部がシェイクスピア劇の中の音楽で、
1.『ハムレット』より「ウォルシンガム」(ジョン・ダウランド)
2.『オセロー』より「柳の唄」(作曲者不詳)
3.『十二夜』より「さようなら、いとしの女よ」(ロバート・ジョーンズ)
4.『テンペスト』より「五尋の深みに」(ロバート・ジョンソン)
5.『テンペスト』より「蜂が蜜吸うところで」(ロバート・ジョンソン)
  間を挟んで、リュートでソロ3曲の演奏。
6.『シンベリン』より「聞いて、ひばりが鳴くのを」(ロバート・ジョンソン)
7.『お気に召すまま』より「それは恋人たち」(トーマス・モーリー)
 休憩(8分)を挟んで、第二部は、シェイクスピアと同時代人のリュート奏者で作曲家のジョン・ダウランドの音楽
1.「騒ぎ立つ思いよ」(Unquiet thoughts)
2.「わたしは愛しい女性が泣くのを見た」(I saw my lady weep)
3.「愛を考え、愛を希望する人誰しも」(Whoever thinks or hopes of love)
4.「流れよ、我が涙」(Flow my tears)
5.「もう泣かないで、悲しみの泉よ」(Weep you no more sad fountains)
6.「ご婦人用の見事な細工物」(Fine knacks for ladies)
7.「暗闇にわたしを住まわせて」(In darkness let me live)
8.「さあ、もう一度」(Come again)
 そして、アンコールに1曲。
 全部で、予定の時間を15分ほど延長して、1時間45分。
 総合解説は明治大学文学部准教授井上優、歌と作品解説は中島万紀子、アンサンブルには秘密結社セグレタの3名、リュート演奏は田村仁良。
 シェイクスピアを原書で読むことと、シェイクスピア劇を観るのを楽しみとしている自分にとっては、貴重な催しであった。

 

10月14日(金)18時半開演、明治大学駿河台キャンパス・リバティタワー1階リバティホール

 

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