1. |
オールメイル・キャストによる『十二夜』
(ティム・キャロル演出、マーク・ライランス主演、ロンドンのアポロ劇場)
日本国内、海外で観た公演の中で、今年最高と思える公演であった。 |
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2. |
ニコラス・ハイトナー演出 『アテネのタイモン』(サイモン・ラッセル・ビール主演、ロンドンのナショナルシアター・オリヴィア劇場)
原作を読んでもそれほど面白いと思わなかったが、時代を現代に設定し、アテネの経済破綻とリーマンショックによる金融危機とを複合化した演出で、この作品を身近に感じることができた。 |
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3. |
マイケル・アッテンボロー演出 『リア王』(ロンドンのアルメイダ劇場)
これまでに観てきた『リア王』の中では平均点以上だが、それ以上のものではなかった。リーガンを演じた黒人の女優は演技に魅力がなく、違和感が強かった。道化がゴネリル、リーガンの会話を立ち聞きしてスパイの働きをしている様子を感じさせるところに興味があり、その点を評価。 |
<海外からの来日公演> |
4. |
オックスフォード大学演劇協会(OUDS)来日公演 『から騒ぎ』(マックス・ギル演出)
舞台をマフィアの世界に設定。演技力、表現力もレベルが高く、十分に楽しませてくれた。 |
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5. |
インターナショナル・シアター・・ロンドン(ITCL))来日公演
『マクベス』(ポール・ステビングス演出)
少人数(6人)で演じ、いつもその役の早変わりを楽しませてくれるが、今回特に演出面で目立ったのは、ダンカンを目が見えない人物として設定していたことだった。 |
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