観劇日記 あーでんの森散歩道 高木登2005
 
  東京シェイクスピア・カンパニー公演 『ペリクリーズ』      No. 2005-006 
 

 東京シェイクスピア・カンパニーの設立15周年の記念すべき公演である。そのせいか、今回は出演者も総勢12名と、客演を含めていつもの公演より数が多かった。

 このカンパニーの中心的俳優である牧野くみこが詩人ガワーを務め、井手泉がペリクリーズを演じた。ペリクリーズの妻タイーザと淫売宿のおかみの両極端を演じるつかさまりは、どちらかといえば淫売宿の女将の方が役柄として面白みがあった。

 演出は、これまでこのカンパニーで見てきた作品に較べてオーソドックスな仕立てで、丁寧な造りであるといえるが、半面意外性に乏しく面白みに欠けていたように感じた。

(翻訳・演出・製作総指揮/江戸馨、9月15日(木)、シアターX(かい)にて観劇)

 

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